揺さぶられっ子症候群が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
まず小児科を受診し、必要に応じ神経科や眼科と連携します。
揺さぶられっ子症候群が疑われる場合、まず小児科を受診してください。小児科では、身体検査や神経学的評価、血液検査などの全身評価を行ったうえで、必要に応じて専門医と連携します。小児救急や入院対応の可能な病院が望ましいでしょう。
症状が重篤な場合は、呼吸のサポート、けいれん発作のコントロール、脳腫脹や出血の管理などの緊急対応が必要となります。
脳やその他の損傷の程度を評価するために、緊急画像診断(CTまたはMRI)やその他の診察・検査が行われます。脳出血や脳圧亢進が疑われる場合には、小児神経科や小児脳神経外科による精密な診断・治療が必要です。
また、状態が安定したあとも、継続的な専門的治療およびモニタリングのために、小児集中治療室 (PICU)に入院する場合があります。さらに、網膜出血や視覚異常がある場合には、小児眼科の評価も重要です。
医療機関では、揺さぶられっ子症候群が疑われる場合には、児童虐待の可能性として、法的な手続きや福祉機関との連携も必要になります。保護者が心配で受診する場合も、軽い症状であっても「説明がつかない体調変化」「繰り返す嘔吐・ぐったり」などがある場合は、速やかに受診してください。早期発見・早期対応が、重篤化や後遺症を防ぐうえで極めて重要です。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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