揺さぶられっ子症候群か心配しすぎるのですが、どうしたらいいですか?

揺さぶらなければ安全です。疑問や不安は小児科へ相談し解消しましょう。

解説

乳児を揺さぶらなければ、リスクはほぼありません。頭と首を適切に支え、優しくあやすことは安全であると理解すれば、不安は軽減されるでしょう。

揺さぶられっ子症候群について心配しすぎるのは、乳児の安全を思うあまりの自然な感情です。しかし、過度に不安になると育児や睡眠に支障が出たり、必要以上に乳児を抱き続けることでストレスが増すこともあります。重要なのは、不安をコントロールしつつ、予防や観察の方法を具体的に持つことです。

まず、揺さぶられっ子症候群は「揺さぶられたことによって起こる」と明確にわかっているため、乳児を揺さぶらなければ、リスクはほぼ回避できます。泣きやまない場合は、ベビーベッドに寝かせて安全を確保し、深呼吸をして落ち着く時間を作ることが基本です。また、家族や友人にサポートを頼んで、一時的に育児から離れるのも有効です。

通常のあやし行動(ゆらゆら、とんとん、首がすわったあとの月齢での優しい「たかいたかい」)や、ベビーカー、車、電車の振動などでは、揺さぶられっ子症候群は起きません。

心配なときは、小児科で相談することが安心につながります。体調や行動の変化をチェックしてもらうだけでも、不安を減らす効果があります。さらに、地域の育児相談窓口や支援センターを活用することで、孤立感を減らし、ストレスを軽減できます。心配しすぎること自体は自然な反応ですが、具体的な対策を持つことが不安を抑える鍵です。

公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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