揺さぶられっ子症候群が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
ぐったり、授乳不良、嘔吐など普段と違う様子がみられたら速やかに受診しましょう。
揺さぶられっ子症候群が疑われる場合、受診の目安は少しでも「いつもと違う様子」が見られたときです。特に乳児では症状が軽く見えることもあり、早期対応が後遺症を防ぐうえで重要です。
具体的な目安には、以下のような症状があります。
- 機嫌が悪い・泣きやまない
- 泣き方がいつもと違う、甲高く異常な泣き声
- 眠りがちで反応が鈍い
- ぐったりして抱きにくい、頭を支えられない
- 笑ったり、喃語を話さなくなる
- 音や周囲の環境に反応が乏しくなる
- 授乳やミルクを飲まない、食欲が低下する
- 吸う動作や飲み込む動作がうまくできない
- 嘔吐を繰り返す
- 顔色が悪い
- 目で対象物をうまく追えない、瞳孔径が左右で異なる
- けいれんや異常な動きがある
- 呼吸が浅い、不規則、息が止まることがある
これらは揺さぶられっ子症候群に限らず、他の病気でも見られる症状ですが、症状が軽くても「なんとなく元気がない」と感じた時点で、救急外来や小児科を受診することが推奨されます。
受診の際には、症状の経過やいつどのような変化があったかを、詳しく医師に伝えることが大切です。早期に診断・治療を開始することで、脳損傷の進行や後遺症のリスクを下げることができます。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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