揺さぶられっ子症候群の症状は、揺さぶられたあと、いつ出ますか?
症状は直後~数日後に出現することがあり、早期受診が重要です。
揺さぶられっ子症候群の症状は、揺さぶられた直後から数時間以内に症状が出ることが多いですが、数日後に現れることもあります。
揺さぶられっ子症候群の症状の重さや出現時期は、脳損傷の程度や部位によって異なり、症状は揺さぶられた直後に現れる場合もあれば、数時間かけて徐々に進行する場合もあります。軽い損傷では初期には見た目ではほとんど変化がなく、発見が遅れることもあるため注意が必要です。
乳児は脳の損傷に対する症状が出にくい場合もあり、初期は軽い変化として現れることが多いです。一般的には、揺さぶられた直後に以下の症状が出ることがあります。
- ぐったりして反応が鈍い
- すぐに寝入ってしまう
- 異常な泣き方(甲高く、持続的)
- 極度の不機嫌
- 授乳やミルクを飲まない
- 嘔吐を繰り返す
ただちに現れる重篤な症状には、意識障害、けいれん、呼吸障害などがあります。
通常、症状は出来事の4〜6時間以内にピークに達します。症状が遅れて出ることもあり、数時間から数日後にけいれんや呼吸異常、意識障害が突然現れる場合もあります。場合によっては、発達の遅れや行動上の問題などの症状が、過去の脳損傷によるものであると、人生の後半になるまで認識されないこともあります。
乳児に普段と違う様子が見られたり、説明のつかない打撲や出血がある場合は、ただちに小児科や救急医療機関で診察を受けることが重要です。早期の評価・対応が、重症化や後遺症を防ぐ鍵となります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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