揺さぶられっ子症候群のセルフチェックはできますか?
揺さぶられ子症候群のセルフチェックはできません。疑わしい場合には速やかに医療機関を受診しましょう。
揺さぶられっ子症候群は、乳児の脳や目に重篤な損傷を起こす可能性があるため、家庭でのセルフチェックは基本的にできません。医療機関での診断が必要です。
揺さぶられっ子症候群は、脳出血や脳腫脹、網膜出血などの精密検査(CT、MRI、眼底検査)等、医療従事者のみが実行できる画像検査と専門的な検査で診断されます。症状が軽い初期段階では、ぐったりしている、授乳がうまくできない、嘔吐を繰り返すなど、風邪や胃腸炎と区別がつきにくいため、自己判断で安全と決めることは危険です。
また、症状はすぐには現れなかったり、外見には外傷などがみられないことも多いため、症状や外傷の有無だけで判断することは不可能です。診断と治療が遅れると、重度の永久的な脳損傷や死亡につながる可能性があるため、万一乳児に普段と違う様子や不自然な外傷が見られた場合は、すぐに小児科や救急外来で医師に評価してもらうことが必要です。
揺さぶられっ子症候群のリスクは「泣きやまない赤ちゃんに苛立ちを感じて強く揺さぶる」ことにあります。セルフチェックではなく、予防的な対応として、泣きやまないときはベッドに寝かせて安全を確保し、保護者が一度落ち着くことが重要です。必要に応じて、地域の育児相談や支援機関を利用することも推奨されます。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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