半月板損傷の後遺症にはどのようなものがありますか?
運動時の膝の痛み、繰り返すロッキング症状、膝の可動域の低下などがあります。
半月板損傷の後遺症には、運動時の膝の痛み、繰り返すロッキング症状、膝の可動域の低下などがあります。
半月板損傷は、損傷を起こした部位や深さ、複雑さによって治りやすさが異なります。また、個人の体質や運動習慣によっても、治りやすさは影響を受けます。
このため、完全には損傷が治らずに、後遺症を残してしまう場合があります。
代表的なものは運動時の膝の痛みです。軽い運動であれば痛みを感じなくとも、強い負荷をかけたり膝を深く曲げたりする際に、痛みを感じるといった場合もあります。
損傷の仕方によっては、半月板の亀裂に膝の骨が挟まって、膝が動かなくなるロッキング症状を繰り返す方もいます。
膝の痛みを避けて膝をかばって生活をしている間に、膝の動きがだんだんと固くなり、膝の動かすことのできる範囲(膝の可動域)が狭くなることもあります。
このように、半月板損傷が治らずに長期間経過すると、後遺症により膝の機能が落ちてしまいます。
あまり時間が経過してしまうと、手術やリハビリを行っても、膝の機能の回復が難しくなる場合があるため、治りが悪い場合には早めに医師の診察を受けるようにしましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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