半月板損傷と上手く付き合っていく方法を教えてください。
膝に負担のかかる動作を避けます。体重管理や靴の選び方も重要です。
半月板損傷と上手く付き合っていくためには、日常生活に気をつけることが重要です。
日常生活が原因で、症状を悪化させないためには、以下のような点に注意することが重要です。
1. 膝に負担のかかる動作を避ける
- 深くしゃがみ込む動作:和式トイレの使用、床への座り込み、深いスクワットなどは避けましょう。
- 正座やあぐら:膝を深く曲げたり、捻ったりする姿勢は半月板に負担をかけます。なるべく椅子を使う生活を心がけましょう。
- 急な方向転換やひねり動作:スポーツ(バスケットボール、サッカー、テニスなど)はもちろん、日常生活でも急に体をひねる動作は避けましょう。方向を変えるときは、足先だけでなく体ごと向きを変えるように意識します。
- 階段の昇り降り:できるだけエレベーターやエスカレーターを利用しましょう。階段を使う場合は、手すりを利用し、一段ずつゆっくりと昇り降りします。特に下りは負担が大きいため注意が必要です。
- 重いものを持つ:荷物を持つと膝への負担が増えます。できるだけ避け、持つ場合も膝を曲げずに腰を落として持ち上げるなど、姿勢に気をつけましょう。
2. 体重管理
- 体重が増えると、膝にかかる負担が増強します。適正体重を維持することは、膝の負担軽減に非常に重要です。健康的な食生活を心がけましょう。
3. 適切な靴選び
- 足に合った靴を選びましょう。かかとの高い靴や、靴底が硬く不安定な靴は避けるべきです。インソール(中敷き)の使用も有効な場合があります。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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