急性リンパ性白血病の再発は、なぜ起こるのでしょうか?
検査で白血病細胞が見えなくなっても、体内に白血病細胞が残っていることがあるためです。
抗がん剤治療などを行い、骨髄検査で白血病細胞が見えなくなると、正常な血液を作る力が回復します。
この状態を寛解と呼びますが、実は、検査では見えないだけでまだ体内に白血病細胞が微量残っていることがあります。残っていた細胞が再び増殖し、骨髄や末梢血中などに現れた状態を再発と呼びます。
白血病細胞が体内に残る理由としては、白血病細胞が薬への抵抗性を持っていたり、患者さんが持つ遺伝子タイプにより薬への反応性が異なるなどの可能性が考えられます。
再発を防ぐためには、寛解後も治療を継続することが大切です。また、再発がわかった場合には、すぐに再入院して治療を再開することになります。
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最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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