「コレステロールエステル蓄積症」とはどのような病気ですか?
常染色体劣性遺伝する、先天性代謝異常である酸性リパーゼ欠損症の一種です。
常染色体劣性遺伝形式をとる、先天性代謝異常である酸性リパーゼ欠損症の一種です。「ライソゾーム病」として難病指定され、別名「酸性リパーゼ欠損症」とも呼ばれている病気です。
ライソゾーム酵素の酸性リパーゼが遺伝子変異により欠損し、体内で脂質を代謝できません。肝臓や脾臓、副腎などにコレステロールエステルやトリグリセリドが蓄積して症状が現れます。
重症度はさまざまで、成人するまで診断されないこともあります。同じ酸性リパーゼ欠損症のウォルマン病に比べると軽症ですが、40歳ごろまでに死亡するとされています。
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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
.“ライソゾーム病・ペルオキシソーム病 診断の手引き”..https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2016/162051/201610009B_upload/201610009B0014.pdf,(参照 1899-12-30).
奥山虎之.ライソゾーム病(指定難病19).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/4061(参照 2024-11-05)
日本先天代謝異常学会.酸性リパーゼ欠損症 概要.小児慢性特定疾病情報センター,https://www.shouman.jp/disease/details/08_06_098/(参照 2024-11-05)
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