卵巣がんの生存率はどのくらいですか?
卵巣がんの種類や進行度によっても異なりますが、5年間生存できる確率はおおよそ60%程度とされています。
卵巣がんの生存率は、がんの種類や進行度によって異なります。
「がん情報サービス」内で公開されている統計情報によると、2014~2015年に診断された卵巣がんにおける5年間の生存率は、以下のように報告されています。
- Ⅰ 期(卵巣に限局):90.6%
- Ⅱ期(骨盤内臓器に限局):76.6%
- Ⅲ期(腹腔内に播種等):46.2%
- Ⅳ期(遠隔転移等):27.8%
- 全体:64.5%
このデータは全年齢の女性を対象としており、「がんのみが死因となる状況」を仮定して計算する方法を用いて算出されています。
実際にはがんの種類や年齢、全身状態などによって個々人で異なります。また、卵巣がんに対する薬物治療なども日々に進歩しており、現在新たに卵巣がんと診断された方の5年生存率(診断から5年後に生存している方の割合)は上記とは異なる可能性もあります。
公開日:
最終更新日:
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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