卵巣がんの抗がん剤治療について教えてください。
抗がん剤を用いた卵巣がんの治療には、術後薬物療法、術前薬物療法があります。
卵巣がんでは基本的にがんをできるだけ摘出する手術療法が行われますが、手術前後で抗がん剤治療を含めた薬物治療が行われる場合がほとんどです。
ここでは抗がん剤に焦点を当てて解説します。
術後薬物療法
手術の効果を高めるために抗がん剤治療を行います。細胞障害性抗がん薬と呼ばれる、微小管阻害薬のパクリタキセルと白金製剤のカルボプラチンを使う方法(TC療法)が一般的です。また、手術進行期がⅢ期やⅣ期の場合は分子標的薬のベバシズマブも使うことがあります。
術前薬物療法
初回の手術でがんを取り切るのが難しいと予想される時は、手術の前に細胞障害性抗がん剤で薬物療法を行い、がんを小さくしてから完全に取り切ることを目指す場合があります。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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