カルニチン欠乏症の場合、主にどのような治療をしますか?

L-カルニチン補充と絶食回避、低血糖予防が基本です。

カルニチン欠乏症の主な治療はL-カルニチン補充(不足している成分を薬で補う)と、低血糖(血糖が低い状態)を防ぐ生活管理です。

カルニチンは脂肪酸(脂の成分)をミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)へ運びエネルギー産生を助けるため、不足している場合はL-カルニチン製剤を内服し、急性期や代謝失調(体のバランスが崩れた状態)では点滴投与を行います。一次性(生まれつき運べない体質)では高用量で長期、しばしば生涯にわたり継続し、二次性(他の病気や薬剤による)では原因是正後に減量できることがあります。

あわせて、絶食を避けるため頻回の食事や補食を行い、低血糖時はブドウ糖(糖の点滴)やデキストロース投与、場合によりコーンスターチ(ゆっくり糖を放出するでんぷん)を用います。

長時間の激しい運動、寒冷、感染などの誘因を避け、心筋症(心臓の筋肉の病気)や不整脈(脈の乱れ)は専門科と連携します。血中カルニチン値を定期測定し、必要に応じ肉・乳製品などカルニチンを含む食事も調整します。

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宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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