カルニチン欠乏症には初期症状はありますか?
初期症状は疲れやすさや元気低下、空腹時のぐったりです。
カルニチン欠乏症の初期症状は、疲れやすさや食欲低下、空腹時のぐったりなど、風邪のように見える軽い不調として始まることがあります。
カルニチンは脂肪酸(脂の成分)をミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)へ運び、食事があいている間のエネルギー産生に重要です。不足するとまずエネルギー不足が起こり、易疲労感(疲れやすい)、眠気、元気がない、運動を嫌がるといった変化がみられます。
乳児では哺乳不良、体重増加不良、嗜眠(反応が鈍く眠そうな状態)、易刺激性(不機嫌になりやすい)、低緊張(筋肉がだらんとする状態)、嘔吐などが初期の手がかりになります。
発熱や感染、長時間の絶食をきっかけに低血糖(血糖が低い状態)や混乱(意識がはっきりしない)を繰り返すことがあります。年長児では運動後の筋力低下や運動発達遅延(動きの発達がゆっくり)、食事を抜いたあとの強いだるさが目立つ場合があります。
新生児マススクリーニング(生後早期の一斉検査)で無症状の段階から見つかることもあり、早期にL-カルニチンを補充する治療(不足分を薬で補う)や長時間の絶食を回避することなどで、重症化の予防が期待できます。
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最終更新日:
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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