カルニチン欠乏症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
ぐったり・低血糖や心神経症状は至急、反復する不調も受診です。
カルニチン欠乏症が疑われる場合は、ぐったりや低血糖(血糖が低い状態)症状、心臓・神経の異常があれば早急に受診し、軽い不調でも繰り返すなら外来受診の目安です。
カルニチンは脂肪酸(脂の成分)をミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)へ運び、空腹時や発熱時のエネルギー産生に重要です。不足すると発熱、食事量低下、長時間の絶食をきっかけに、強い眠気、ぐったり、ふらつき、発汗、震えなど低血糖を疑う症状が出ます。
息切れ、むくみ(浮腫)、急な強い疲労、筋力低下(力が入りにくい)、嘔吐、乳幼児の哺乳不良や体重増加不良があれば、当日受診を考えます。けいれん、混乱(意識がはっきりしない)、意識障害、胸痛や強い動悸(胸がドキドキする)は代謝失調(血液中の成分バランスが崩れた状態)や心臓・肝臓の関与を示す可能性があり、救急受診が必要です。
持続する疲れやすさ、運動後のだるさ、絶食後に体調を崩しやすい、家族歴がある、または新生児マススクリーニング(生後早期の一斉検査)の異常を指摘された場合も、小児科または内科で血液検査(血中カルニチン量など)による評価を早めに受けることがすすめられます。
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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