カルニチン欠乏症の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
絶食回避と規則的な補食、体調不良時の早期対応が大切です。
カルニチン欠乏症では、長時間の絶食を避けてエネルギー切れを防ぐ生活管理が最も重要です。
カルニチンは脂肪酸(脂の成分)をミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)へ運び、空腹時のエネルギー産生を助けます。不足すると低血糖(血糖が低い状態)やぐったりが起こりやすいため、3〜4時間ごとの少量頻回の食事や補食(間食)を心がけます。医師に相談のうえで、就寝前にコーンスターチ(ゆっくり糖を放出するでんぷん)を用いて夜間の血糖低下を防ぐこともあります。
体調不良や嘔吐時は早めに糖質(エネルギー源)を補い、摂れない場合は医療機関へ相談します。肉・魚・乳製品などカルニチンを含む食品を無理のない範囲で取り入れ、処方されたL-カルニチンは食後に継続内服します。
激しい運動や寒冷は代謝失調(体のバランスが崩れる状態)を招くため避け、運動前の補食や適度な活動量に調整します。症状や疲れやすさを記録し、定期受診で血中カルニチン値を確認します。乳幼児では哺乳間隔を空けすぎないことが有用です。
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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