結節性硬化症の寿命はどれくらいですか?
症状の程度や現われる場所によって異なりますが、多くの患者さんが健常な人と同等です。
結節性硬化症は症状が多彩であり、軽い症状の場合はこの病気が寿命に影響しないこともあります。
一方で、新生児期にみられる心臓横紋筋腫による心不全、知的障害や痙攣発作が関係した事故死、脳腫瘍、思春期以降では、腎臓の血管筋脂肪腫の破裂による腹腔内出血は命に関わることがあります。
また、女性では進行するとリンパ脈管筋腫症(LAM)が命に関わることがあります。
しかし、割合としては多くありません。多くの患者さんが適切な治療を受けながら日常生活を送っており、症状が悪化する前に治療可能な状態となっています。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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