スケドスポリウム症の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
治療薬を自分の判断で中断しないでください。気になることがあれば医師に相談しましょう。
治療中の注意点
症状がよくなったと思っても、医師に指示された期間は薬を続ける必要があります。自己判断で薬を中断せず、飲み忘れがないよう注意してください。
副作用も多く知られているので、気になる症状が現れたら、医師・薬剤師に相談しましょう。また、飲み合わせの悪い薬(一部サプリ・健康食品)も多いですので、治療中にかかりつけ医で定期薬を変更する場合などは、スケドスポリウム症の治療中であることを医師に伝え、相談しましょう。
予防における注意点
スケドスポリウム症は、特に免疫機能が低下している人(※)が発症しやすいことが知られています。スケドスポリウム症の原因菌は、汚水、腐った植物、土壌など自然界に広く分布しており、小さな傷から皮膚に感染します。自然が多い場所に出かける際などは特に、気付かないうちに傷が出来ないように心がけましょう。
※免疫機能が低下している人:臓器移植後や、白血病や悪性リンパ腫などの血液がん、関節リウマチなどの膠原病、間質性肺炎などの持病のために、ステロイド剤や免疫抑制剤、抗がん剤を使用している方など
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
(参考文献)
一般社団法人日本医真菌学会.“一般社団法人日本医真菌学会 希少深在性真菌症の診断・治療ガイドライン”.一般社団法人日本医真菌学会.https://jsmm.org/pdf/draft_zenbun.pdf,(参照 2024-06-06).
Helena Nevalainen et al. Biological, biochemical and molecular aspects of Scedosporium aurantiacum, a primary and opportunistic fungal pathogen. Fungal Biology Reviews. 2018, 32, 156-165.
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