新生児はなぜ黄疸になりやすいのですか?
赤血球が多く壊れ、肝臓と排泄の働きが未熟なためです。
新生児が黄疸になりやすいのは、ビリルビンが多く作られやすく、処理して体外に出す仕組みが未熟だからです。
新生児は、お腹の中で少ない酸素を効率よく使うため、赤血球(酸素を運ぶ血液の細胞)が多く、しかも寿命が短い状態で生まれてきます。そのため出生後、不要になった赤血球が一気に壊れ、ビリルビン(黄色い色素)が大量に産生されます。さらに、分娩時のあざや、頭血腫(頭の皮下出血)、多血(赤血球が特に多い状態)があると、ビリルビンの産生量はより増えます。
通常、ビリルビンは肝臓(体の解毒工場)で処理され、便や尿として排泄されますが、新生児の肝臓はまだ未熟で、取り込み・変換・排泄のすべてが効率よく行えません。また、生後早期は腸の動きが弱く、排便が少ないため、腸に出たビリルビンが再び体内に吸収されやすいことも黄疸を強めます。
早産児(早く生まれた赤ちゃん)ではこれらの未熟さがより強く、黄疸が出やすくなります。さらに、血液型不適合やG6PD欠損症(赤血球が壊れやすい体質)、感染症、内分泌・代謝の病気が重なると、黄疸がより強くなります。このような生理的特徴が重なるため、新生児は黄疸になりやすいのです。
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(参考文献)
Emma J Par et al.“Neonatal Hyperbilirubinemia: Evaluation and Treatment”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37192079/,(参照 2026-01-28).
Meng Zhang et al.“Systematic review of global clinical practice guidelines for neonatal hyperbilirubinemia”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33468526/,(参照 2026-01-28).
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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