トランスサイレチン型心アミロイドーシスで薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬物治療が効果がない場合には、肝移植や、心不全症状に対する治療を行います。
薬が効かない場合は、肝移植や心不全の治療が検討されます。
心アミロイドーシスに対する治療が効果がない、または適応とならない場合には、心アミロイドーシスの原因となるトランスサイレチン(体内のたんぱく質の一種)は、ほとんどが肝臓でつくられるため、他の人の肝臓を移植することで、症状の改善が期待できることがあります。
ただし、すべての心アミロイドーシス患者に対して効果がある、実施できるわけではありません。まず、適応は遺伝子の変異が原因となるタイプ(変異型)に限定されます。
さらに、
- 特殊な遺伝子変異がある
- 60歳未満
- 発症5年以下
- 心臓が拡大していない
- 腎臓が悪くない
- 自力で歩行が可能
などいくつかの適応となる条件があります。
移植の適応とならない場合は、アミロイドーシスに対する治療は行えず、心不全に対する治療などのみ行うこととなります。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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