脳腱黄色腫症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
コール酸やケノデオキシコール酸の内服治療があります。主な副作用は低Ca血症や肝機能障害です。
コール酸やケノデオキシコール酸を内服する治療があります。この内服治療は症状を進行を抑制するためにも、なるべく早めに内服開始することが重要です。
コール酸やケノデオキシコール酸で血液中のコレスタノール値が下がり、これが体内に溜まることを抑え、症状が改善することを期待できます。ケノデオキシコール酸の内服で、下痢は速やかに改善し、腱黄色腫も減少する傾向を示す場合もあるという報告があります。
また、骨粗鬆症に関しても、骨密度が増加したとする報告があります。精神・神経症状や脳波所見に関しても、早期治療により、症状改善が期待できます。
コール酸の副作用としては、
- 低Ca血症(1%)
- 下痢、胆石症、掻痒感、トランスアミラーゼ異常(頻度不明)
が挙げられます。
また、ケノデオキシコール酸の副作用としては肝機能障害が多く、このため薬剤の減量や中止をせざるを得ない場合もあります。
それ以外の副作用としては、以下があります。
文京小石川クリニック 脳神経内科 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
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