腹水になった場合の余命(生存率)はどのくらいですか?
一概には言えません。一般的に、進行した大腸がんで腹水が現れます。
大腸がんの病状が進行すると、腹水が現れることがあります。
大腸がんでは、がん細胞がお腹の中の臓器を包む膜(腹膜)に広がることで、リンパ液の流れが妨げられたり、血管から水分が漏れ出しやすくなること(血管透過性亢進)で、お腹の中に異常に水がたまることがあり、これを腹水と呼びます。
がんの影響で腹水がたまっている場合、一般的にがんが進行しており、予後は悪いとされています。中国の研究によると、適切な治療を行った場合の平均生存期間は14.3~14.5ヶ月と報告されています(2020年8月報告)。
ただし、このようなデータはあくまで統計学的な数値であり、実際の患者さんの余命は本人の体力や治療中の病気、これまでの治療経過などによって変わってきます。
そのため、腹水の有無だけで余命について判断することはできません。
治療法や予後について気になることがあれば、担当の医師に確認するようにしましょう。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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