髪の毛が抜ける影響のない抗がん剤(種類)はありますか?
脱毛の頻度は抗がん剤の種類によって異なります。
脱毛の頻度は抗がん剤の種類によって異なります。
がんの治療薬は、殺細胞性抗がん剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬に大別されます。
殺細胞性抗がん剤は、がん細胞を直接攻撃することでがんの制御を試みる治療薬です。がん細胞と同時に正常な細胞が攻撃されることで、脱毛や悪心・嘔吐などさまざまな副作用が現れます。
抗がん剤による脱毛の発生率は薬剤の種類や量によって異なります。治療するがんの種類によって複数の薬剤を併用したり、異なる量で投与を行う場合があるため、脱毛の頻度もそれぞれ異なります。
分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬は殺細胞性抗がん剤に比べ、一般的に脱毛や悪心・嘔吐などの副作用が出現しにくいとされています。
もちろん、同じ治療を行っても脱毛の現れる方としない方がいるため、まったく脱毛の出る可能性がない治療というのはありません。
通常、がんの薬物治療を選択するときには、がんに対して最も効果を期待できる治療を選択する場合が多いです。
しかし、脱毛のような副作用が出ることへの感じ方は患者さんごとにさまざまであるため、薬物治療の効果や副作用については担当の医師に確認し、方針をよく相談しましょう。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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