大腸癌
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
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大腸癌について「ユビー」でわかること
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大腸癌と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
便に赤い血が混じっている
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
ノリの佃煮・もしくは墨のような黒い便が出ている
- 症状の頻度
- 初めての症状である
肛門から出血がある
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 症状の状態
- 赤い血が紙につく
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
お腹にしこりを触れたり固く出っ張っている部分がある
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
残便感がある、便を出し切れていない感じがある
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
大腸癌とはどんな病気ですか?
「大腸がん」とは、結腸・直腸に発生するがんで、良性のポリープががん化して発生するものと、正常な粘膜から発生するものがあります。自覚症状はほとんどなく、代表的な症状として血便や下血、便の表面に血が混じるなどがあります。少しでも症状や疑わしい場合は、早めに病院を受診しましょう。
大腸癌の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
大腸癌への対処法は?
早期発見が根治につながりますので定期的な大腸カメラが推奨されます。便が細くなったり、血が付くような場合は早めの受診をお勧めします。
大腸癌の専門医がいる近くの病院はありますか?
大腸癌の専門医がいる病院を見る大腸癌のQ&A
- A.
大腸がんのリスクを上昇させるいくつかの因子が知られています。
解説大腸がんになりやすい人の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- 高齢
- 男性
- 大腸がんの家族歴
- 家族性大腸ポリポーシス(FAP)や遺伝性非ポリポーシス大腸がん(HNPCC)などの特定の遺伝性疾患
- 潰瘍性大腸炎、クローン病の患者さん
- 肥満
- 運動不足
- 赤身肉や加工肉が多く、野菜、果物、食物繊維、カルシウムなどの少ない食生活
- 喫煙者
- アルコール摂取
- 2型糖尿病やメタボリックシンドローム、慢性腎臓病などの患者さん
これらは大腸がんのリスク因子として知られており、そうでない方と比べて大腸がんになる確率が高まると言われています。
もちろん、上記のような因子を満たしていたとしても、必ず大腸がんを発症するというわけではありません。
大腸がんは早期発見、早期治療することが大切な病気です。早めに発見し、治療を開始するためにも、定期的な健康診断や人間ドック、大腸がん検診などを活用するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るC M Johnson, et al. Cancer Causes Control. 2013, 24(6), 1207–1222.
P. Rawla, et al. Prz Gastroenterol. 2019, 14(2), 0089-0103.
Roshandel Gほか. Colorectal Cancer: Epidemiology, Risk Factors, and Prevention. Cancers. 2024, 16, 1530.
T. Sawicki, et al. Cancers (Basel). 2021, 13(9), 2025.
A. Lewandowska, et al. Cancer Control. 2022, 29, 10732748211056692.
P. Aeschbacher, et al. Surgery. 2024,176(2),295-302. - A.
大腸がんのステージでは、がんの大きさよりも深さが大切です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るステージ分類はがんが進行した度合いを分類したものですが、大腸がんでは大きさよりも深さが重要になってきます。
早期の大腸がんは大腸粘膜の表面に留まっているのに対し、進行すると大腸の壁に深く浸潤していきます。より進んだ大腸がんでは、周囲のリンパ節や、あるいは遠く離れた肝臓や肺へ遠隔転移することもあります。
そのため、ステージ分類では大腸がんの深さ、リンパ節転移、遠隔転移が重要です。がんの大きさによってステージが直接変わるわけではありません。
しかし、がんが成長するにつれて、がんは大きくなり、ステージも進行するため、がんのステージと大きさの間には一定の相関関係が存在します。
アメリカの研究によると、ステージⅠでは、2cm以下の割合が37.7%を占めていたのに対し、ステージⅣでは5.2%にとどまっています。また、5cm以上の割合では、ステージⅠが12.1%であったのに対し、ステージⅣでは47.1%を占めていました。
がんの大きさが大きくなることで、腸が詰まり、便秘や悪心・嘔吐、激しい腹痛などの症状が現れることがあります。
腸が詰まった場合、緊急の対応が必要になるため、大腸がん患者さんで上記のような症状が出現した場合には、速やかに医療機関を受診するようにしましょう。 - A.
血便や下血、便潜血検査の陽性などがあります。
解説早期の大腸がんはほとんど自覚症状がありませんが、最も頻度が高いのは便に血が混じる、付着するといった血便や下血です。痔と勘違いされやすいですが、放置しないようにしましょう。早めに消化器内科や肛門科などを受診することをおすすめします。
進行すると、血便、下血、貧血、便秘や下痢、便が細くなる、お腹が張る、といった症状が起こって気づくこともあります。
また、大腸がん検診を受診した際の便潜血検査で陽性となることがあります。「要精密検査」となった場合は必ず受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る国立がん研究センター.“大腸がん(結腸がん・直腸がん)について”.国立がん研究センター 希少がんセンター.https://ganjoho.jp/public/cancer/colon/about.html,(参照 2024-09-18).
国立がん研究センター.“大腸がん(結腸がん・直腸がん) 予防・検診”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/colon/prevention_screening.html,(参照 2024-09-18). - A.
血便や下血には注意しましょう。
解説大腸がんは、早期の自覚症状はほとんどありません。
進行すると、血便、下血、貧血、便秘や下痢、便が細くなる、お腹が張る、体重が減るといった症状が起こります。
最も頻度が高いのは、便に血が混じったり血が付着したりする症状です。痔などの病気と紛らわしいため放置してしまいがちですが、これらの症状があれば早めに消化器内科や肛門科などの専門科を受診することをおすすめします。
肉眼では分からないほど少量の血便が出ているときも、検診の便潜血検査で検出することができます。
また、大腸がんの危険因子として喫煙、飲酒、肥満、家族歴などがあります。当てはまる場合は特に注意しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る国立がん研究センター.“大腸がん(結腸がん・直腸がん)について”.国立がん研究センター 希少がんセンター.https://ganjoho.jp/public/cancer/colon/about.html,(参照 2024-09-18).
国立がん研究センター.“大腸がん(結腸がん・直腸がん) 予防・検診”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/colon/prevention_screening.html,(参照 2024-09-18). - A.
図をご参照下さい。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る
大腸がんの症状の特徴として、血便があげられます。
肛門から近い場所で出血した場合には、比較的鮮やかな赤い色をしていることが多いです。
一方で、肛門から遠い場所に病気が出来ているときには、暗赤色(赤黒い)の色合いをしていることが多いです。
血便のほか、便が細くなったり、慢性的な出血による貧血が起きたりと、他の症状も現れることがあります。痔と間違われることもありますが、鮮やかな赤い血が便に混じったり下血をしたりした場合は一度詳しく調べた方が良いでしょう。
上記のような症状があれば、早めに消化器内科や肛門科受診しましょう。また、自分で色の変化に気がつかなくてもがん検診の際に便潜血検査で陽性となった場合も同様です。速やかに医療機関を受診してください。 - A.
大腸がんのステージは、がんの広がりによって0、I、II、III、IVの5段階に分類されます。
解説ステージ分類とは、がんの広がり具合を分類したものです。
大腸がんでは、がんが大腸の壁に浸潤(細胞など組織が周囲にじわじわ広がっていくこと)した深さ(深達度)、リンパ節転移の有無、肺や肝臓などへの遠隔転移(がん細胞が最初に発生した場所と別の臓器や器官に移動して増えること)の有無によって分類します。大きく0〜IVの5段階になっています。
大腸がんは管状である大腸の内側を裏打ちする壁(=粘膜)から発生し、進行に伴って大腸の壁のより深い部分(=管の外側方向)へ進展します。
ステージ0はがんが大腸の粘膜内に留まっており、内視鏡治療の可能なステージです。
粘膜より深層である「筋層」にがんが留まっていればステージI、筋層よりさらに深く浸潤していればステージIIになります。
リンパ節転移があればステージIII、遠隔転移(肝転移、肺転移、腹膜(お腹の臓器を覆っている膜状の組織)播種)のある場合にはステージIVとなります。
また、ステージが0に近いほど進行度が低く、比較的高い生存率を期待することができます。
治療法はがんの深さ、転移の場所や個数、腸閉塞の有無など、患者さんごとの状況によって変わってきます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る大腸癌研究会. 患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2022年版 第4版. 金原出版. 2022
大腸癌研究会. 大腸癌治療ガイドライン 医師用 2022年版. 金原出版. 2022
公益財団法人がん研究振興財団.“がんの統計 2022”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/qalinks/report/statistics/2022jp.html,(参照 2024-02-02).
国立研究開発法人国立がん研究センター.“がん種別統計情報 大腸”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/67_colorectal.html,(参照 2024-02-05). - A.
多くはありませんが、30代で大腸がんになることもあります。
解説大腸がんの年齢階級別罹患率をみると、30~39歳で大腸がんとなるのは10万人当たり、男性6.8~14.9人、女性5.7~13人です。高齢になるほど罹患率(大腸がんと診断される割合)は増加するため、患者全体でみるとあまり多くはありませんが、30代での発症もあり得ます。
また、生まれながらに持っている遺伝子の異常が原因で大腸がんが発生することがあります。その場合には比較的若年の発症が多いとされており、血縁者に大腸がんの多い方は、定期的な大腸内視鏡検査をおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る大腸癌研究会. 患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2022年版 第4版. 金原出版. 2022
大腸癌研究会. 大腸癌治療ガイドライン 医師用 2022年版. 金原出版. 2022
公益財団法人がん研究振興財団.“がんの統計 2022”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/qalinks/report/statistics/2022jp.html,(参照 2024-02-02).
国立研究開発法人国立がん研究センター.“がん種別統計情報 大腸”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/67_colorectal.html,(参照 2024-02-05). - A.
早期大腸がんではほとんど症状がありません。進行すると血便・下血、便秘と下痢の繰り返し、便が細くなる、腹痛、貧血、体重減少などの症状が見られることがあります。
解説早期大腸がんはほぼ無症状であり、大腸内視鏡検査で無ければ診断は困難です。
進行すると血便・下血、便秘、下痢、便が細くなる、腹痛、貧血などの症状をきっかけに診断されることが多いです。
また、悪性腫瘍全般に言えることですが、原因のわからない急な体重減少(半年で5kgなど)をきっかけに診断される場合もあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る大腸癌研究会. 患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2022年版 第4版. 金原出版. 2022
大腸癌研究会. 大腸癌治療ガイドライン 医師用 2022年版. 金原出版. 2022
公益財団法人がん研究振興財団.“がんの統計 2022”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/qalinks/report/statistics/2022jp.html,(参照 2024-02-02).
国立研究開発法人国立がん研究センター.“がん種別統計情報 大腸”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/67_colorectal.html,(参照 2024-02-05). - A.
早期は無症状であり、進行すると血便、便秘、下痢などの症状が現れます。
解説早期大腸がんでは、ほとんど症状はありません。
進行すると、大腸にできた腫瘍(腫れ物やしこり)から出血をすることで、血便の症状が現れる場合があります。
腫瘍によって便の通り道が狭くなると、便秘、下痢、便が細くなる、腹痛などの症状が現れることもあり、腫瘍が大きくなると、腹部に触れたときに腫瘤(できものやこぶ)を感知できる場合もあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る大腸癌研究会. 患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2022年版 第4版. 金原出版. 2022
大腸癌研究会. 大腸癌治療ガイドライン 医師用 2022年版. 金原出版. 2022
公益財団法人がん研究振興財団.“がんの統計 2022”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/qalinks/report/statistics/2022jp.html,(参照 2024-02-02).
国立研究開発法人国立がん研究センター.“がん種別統計情報 大腸”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/67_colorectal.html,(参照 2024-02-05). - A.
喫煙、飲酒、肥満により大腸がんが発生するリスクは高まります。また、遺伝子の異常が原因で発生する場合があります。
解説良性のポリープである腺腫ががんに進展する場合があります。そのほかに、喫煙、アルコール、肥満は大腸がんのリスクを上げることがわかっています。
また、生まれながらに持っている遺伝子の異常によって大腸がんが発生することがあり、「遺伝性大腸がん」と呼ばれ、この場合には家系内で大腸がんを発症する方が多くなります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る大腸癌研究会. 患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2022年版 第4版. 金原出版. 2022
大腸癌研究会. 大腸癌治療ガイドライン 医師用 2022年版. 金原出版. 2022
公益財団法人がん研究振興財団.“がんの統計 2022”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/qalinks/report/statistics/2022jp.html,(参照 2024-02-02).
国立研究開発法人国立がん研究センター.“がん種別統計情報 大腸”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/67_colorectal.html,(参照 2024-02-05).
大腸癌について、医師からのよくある質問
- 両親や兄弟や子供に大腸がんにかかった人がいますか?
- 普段から肉や脂の多い欧米的な食習慣ですか?
- お腹の痛みは特定の一ヶ所に留まっていますか?
- お腹の痛みがありますか?
- 最近便が細くなったと感じていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 消化器内科