重症筋無力症の検査方法を教えてください。
血液検査や筋電図、画像検査などが行われます。
重症筋無力症(MG)の診断には、いくつかの検査が行われます。
まず、採血をしてAchR(アセチルコリン受容体)抗体やMusk(マスク)抗体といった自己抗体があるかどうか血液検査します。これらの抗体が見つかれば、診断が容易になりますが、約15%の患者さんでは抗体が検出されないことがあります。
また、筋電図という電気を使った検査も行います。この検査では、筋肉の電気的な活動を測定して、筋肉や神経の異常を確認します。
さらに、MGの患者さんの約20%には胸腺腫という腫瘍がみられるため、胸部CTやMRIなどの画像検査も行います。これらの検査で胸腺腫の有無を確認します。
自己抗体が検出されない場合、診断が難しくなることがありますが、これらの検査を組み合わせて総合的に判断します。
東京頭痛クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
重症筋無力症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ