去勢抵抗性前立腺がんの診断基準を教えてください。
男性ホルモン値が低いにもかかわらず、PSA上昇や画像上の進行で判断します。
去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)の診断には、主に2つの条件が必要です。
まず、血液中の男性ホルモン(テストステロン)が治療により十分低く抑えられていること。そのうえで、PSA値が最低値から25%以上、かつ2ng/mL以上上昇している、または画像検査で病変の増大や新たな骨転移が確認されている場合に診断されます。
なお、画像検査で遠隔転移が見つかっていないもののPSAが上記のように上昇している状態は「非転移性CRPC」と呼ばれ、転移の有無によって治療方針が異なります。
去勢抵抗性前立腺がんについて、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
日本泌尿器科学会. 前立腺癌診療ガイドライン 2023年版. メディカルレビュー社. 2023
大 日 方大 亮. 前立腺がん診療ガイドライン 2023 年版. 日大医誌. 2025, 84, 7–11.
Tilki D et al. EAU-EANM-ESTRO-ESUR-ISUP-SIOG Guidelines on Prostate Cancer. Part II-2024 Update: Treatment of Relapsing and Metastatic Prostate Cancer. Eur Urol. 2024, 86, 164-182.
Guidelines Detail.NCCN,https://www.nccn.org/guidelines/guidelines-detail?category=1&id=1459(参照 2025-12-04)
Login.NCCN,https://www.nccn.org/professionals/physician_gls/PDF/prostate.pdf(参照 2025-12-04)
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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