卵巣がんの遺伝子検査について教えてください。
主に家族性を調べる検査と治療薬を選ぶための検査があります。
卵巣がんの遺伝子検査には、主に家族性を調べる検査と治療薬を選ぶための検査があります。条件を満たせば健康保険が適用されます。卵巣がんでは、主にBRCA1やBRCA2遺伝子の変異の有無を調べます。遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の診断や、PARP阻害薬の一種であるオラパリブを使用できるかどうか診断し、治療方針を決定するために行われる検査です。
遺伝子検査を受けるにあたり、事前の遺伝カウンセリングが勧められます。BRCA1またはBRCA2遺伝子に変異がある女性は、卵巣がんと乳がんを発症するリスクが高いことがわかっており、70歳までの卵巣がん発症確率(累積発症率)は18~40%程度と報告されています。
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株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
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