気管支炎の場合、主にどのような治療をしますか?
症状や病状に応じて、鎮咳薬、去痰薬、解熱鎮痛薬、抗菌薬などで治療します。
急性気管支炎の場合、ウイルス感染が原因のことが多く、ほとんどの方で自分の免疫力により回復・治癒することができます。
また、基本的にはインフルエンザウイルス以外のウイルスに対するお薬はありません。このため、鎮咳薬(咳止め)、去痰薬(痰切り)、解熱鎮痛薬などによる対症療法(症状を和らげる治療)を行うことが多いです。
高熱が続いたり、色のついた膿性の痰が多い場合は細菌の感染の可能性も考えられるため、必要に応じて抗菌薬を使用します。
特に、上記の対症療法で症状の改善が見られない場合や、症状が強く飲食や移動など基本的な日常の行動に影響がある場合、高齢者・持病がある方の場合などでは、抗菌薬で治療することを考えます。
慢性気管支炎の場合は、原因によって治療法が異なります。最も多い原因であるタバコによるものの場合、まずは禁煙が第一の治療法であり、薬としては気管支を広げる作用のある吸入薬や、去痰薬、抗菌薬などを適宜使用します。
京都大学医学部付属病院呼吸器内科 呼吸器内科
山城 春華 監修
(参考文献)
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