血栓性血小板減少性紫斑病は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

血漿交換療法、ステロイド使用、免疫抑制薬などを使用します。

解説

血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の薬剤治療と副作用について以下のようなものが報告されています。

血漿交換療法

血の固まりの原因になっている血液の成分を取り除き、代わりに正常な血液の成分を入れる治療法です。

血漿交換療法の副作用

感染症、アレルギー反応、低血圧など

副腎皮質ステロイド

炎症や免疫反応を抑える薬です。

副腎皮質ステロイドの副作用

感染症、糖尿病高血圧胃潰瘍筋肉痛骨粗鬆症、気分のむら、白内障緑内障など

カプラシズマブ

「ヴォンウィルブランド因子」という、血が固まるのに必要な成分を直接妨げる薬です。

カプラシズマブの副作用

出血、注射部位の発赤、頭痛など

リツキシマブ

抗体を作るB細胞というリンパ球を抑える薬です。

リツキシマブの副作用

発熱、感染症、倦怠感など

アスピリン

血が固まるのを妨げる薬です。

アスピリンの副作用

出血しやすくなる、胃痛、胃潰瘍、アレルギーなど

公開日

最終更新日

名古屋大学病院 小児がん治療センター 血液内科

秋田 直洋 監修

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(参考文献)

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