アスベスト曝露による悪性中皮腫の発症率はどのくらいですか?
アスベスト曝露による悪性中皮腫の発症率は約4%と報告されています。
アスベスト曝露による悪性中皮腫の発症率は約4%とされています。
オーストラリアで行われた研究では、40年以上にわたる追跡調査の結果、アスベスト曝露を受けた22,048人のうち、707例が胸膜中皮腫、105例が腹膜中皮腫を発症したと報告されています。
このデータからも、アスベスト曝露が悪性中皮腫発症の主な要因であることが示されています。
さらに、欧米の研究によれば、悪性中皮腫の発症におけるアスベスト曝露の関与率は、男性で78~88%、女性で23~65%とされています。
悪性中皮腫は、アスベスト曝露から30年以上経過してから発症することが一般的です。そのため、アスベスト曝露歴がある方は、症状の有無にかかわらず定期的な健康診断を受け、早期発見に努めることが重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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