半月板損傷の手術にはどんなデメリットがありますか?
手術内容によっては、日常生活やスポーツ活動への復帰に時間を要します。
手術の内容によっても異なりますが、手術後すぐにはスポーツ活動に復帰することができない点、手術を行っても完全には痛みがなくならない可能性や、手術後の再発の可能性がある点などが挙げられます。
どんな手術にも特有のデメリットやリスクがあります。これらを理解して手術を受けるかどうかを判断することが重要です。
手術のデメリットには、手術後に一定の安静期間が必要となる点です。特にスポーツ活動への復帰には、数か月必要となります。
半月板損傷の手術には、一般的に切除術と縫合術があります。切除術は、痛んでしまった半月板を切除することで痛みの改善を図ります。
傷も小さく、手術後の活動性制限も比較的少なく済み、1~2週間で日常生活に復帰できることが多いです。
一方で、半月板縫合術は、損傷して亀裂の入ってしまった半月板を縫い合わせる手術です。縫い合わせた半月板が、十分に強度が出るまで回復するには時間を要します。
このため、手術後2~3週間は松葉杖が必要になったり、仕事内容によっては復帰までに1ヶ月ほどかかる場合があります。また、スポーツ復帰についても、3~4か月を要する場合があります。
これらの手術後の安静期間については、半月板損傷の状況によって異なります。担当医に十分に確認することが重要です。
手術のリスクについては、以下のものがあります。ほとんどはまれなものですが、完全に可能性を0にすることはできないリスクであり、注意が必要です。
- 完全には痛みが改善しない場合がある
- 手術後の再発の可能性
- エコノミークラス症候群
- 細菌感染症
- 神経損傷
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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