鼻をこすると臭い
の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/10/22
「鼻をこすると臭い」がどの病気に関連するかAIでチェックする
鼻をこすると臭いについて「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
「鼻をこすると臭い」はどんな症状ですか?
鼻をこすると臭いとは
「鼻をこすると臭い」に関連する症状はありますか?
「鼻をこすると臭い」のQ&A
- A.
新型コロナウイルスに感染する方の中には、嗅覚障害を発症する方もいます。
解説2021年の調査によると、新型コロナウイルス感染症にかかった方の約半数で何らかの嗅覚障害が生じています。
また、そのうちの半数以上の方が、発症から1ヶ月以内に嗅覚障害が改善したとされています。数ヶ月以内に改善することが大半ですが、半年以上経っても症状が続くこともあります。
嗅覚障害の原因については、ウイルスによる嗅神経細胞(嗅細胞)の障害が一因となっていると考えられています。
ただし、嗅覚障害の発症頻度はアルファ株、デルタ株、オミクロン株と変異するにつれ減少する傾向にあり、オミクロン株では20%程度とされています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る上羽瑠美ほか. 新型コロナウイルス感染症と嗅覚障害. 日鼻誌. 2021, 60, p.59-60.
Boscolo-Rizzo P et al. Coronavirus disease 2019 (COVID-19)-related smell and taste impairment with widespread diffusion of severe acute respiratory syndrome-coronavirus-2 (SARS-CoV-2) Omicron variant. Int Forum Allergy Rhinol. 2022, 12, p.1273-1281.
厚生労働省科学特別研究事業.“総括研究報告”..https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001001873.pdf,(参照 2023-10-27). - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下に当てはまる場合は嗅覚障害である可能性が高いです。
- 全くにおいが感じられない(嗅覚脱失)
- においは感じられるが、いつもよりも感じ方が低下している(嗅覚低下)
- 本来のにおいと異なるにおいを感じる(刺激性異嗅症)
- 何もにおいがないはずなのに突然においを感じる(自発性異嗅症)
- ある特定のにおいだけ分からない(嗅盲)
- 普段気にならないにおいに強く反応してしまう(嗅覚過敏)
また、症状検索エンジン「ユビー」を使えば、質問に沿って回答を進めるだけでセルフチェックができます。無料でご利用いただけますので、ぜひご活用ください。
- A.
においが分からなくなったり、においの感じ方が今までと異なったりと、嗅覚に異常がある状態を指します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る嗅覚(きゅうかく)とは「におい」を感じる感覚のことで、嗅覚障害とは、この嗅覚に何らかの異常が生じている状態のことを指します。
嗅覚障害は、量的障害と質的障害の2つに分類されます。量的障害
においの感覚の程度が弱くなる状態のことで、以下のような症状があります。
- 全くにおいが感じられない(嗅覚脱失)
- においは感じられるが、いつもよりも感じ方が低下している(嗅覚低下)
質的障害
いつもと違うにおいの感じ方をしてしまう状態のことで、以下のような症状が挙げられます。
- 本来のにおいと異なるにおいを感じる(刺激性異嗅症)
- 何もにおいがないはずなのに突然においを感じる(自発性異嗅症)
- ある特定のにおいだけ分からない(嗅盲)
- 普段気にならないにおいに強く反応してしまう(嗅覚過敏)
- 常に臭いにおいを感じる(悪臭症)
- A.
片頭痛やてんかん、副腎不全といった病気が原因となることもありますが、明らかな病気がないのに嗅覚過敏となることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るわずかなにおいが気になったり、強いにおいにストレスを感じたりするのは、「嗅覚過敏」と呼ばれる嗅覚障害の一種です。以下のような病気や状態が原因となることもありますが、明らかな病気がないのに嗅覚過敏となることもあります。
- A.
実際にはにおいが無いのに何らかのにおいを感じたり、あるにおいを実際とは異なるにおいとして感じたりすることです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る異臭症(いしゅうしょう)とは、嗅覚に関わる細胞や脳の一部に異常が起こることで、においの感じ方に異常が生じる嗅覚障害です。
においを不快なものとして感じることが多く、「刺激性異臭症」と「自発性異臭症」に分けられます。刺激性異臭症
刺激性異臭症とは、実際に何らかのにおいがある状況で、そのもの本来のにおいと異なるにおいを感じたり、何のにおいを嗅いでも同じにおいとして感じたりしてしまう症状を指します。
具体的には、○○から△△のにおいがするように感じたり、シャンプーやリンス、芳香剤が全て同じにおいに感じたりします。自発性異臭症
自発性異臭症とは、実際には周りににおいがないにもかかわらず、常に鼻や頭の中ににおいを感じてしまったり、突然においを感じたりする症状を指します。
具体的には、焦げ臭いにおいやタバコのようなにおいといった、不快なにおいを感じることが多いです。 - A.
嗅覚障害は、におい刺激が鼻から脳内に伝わる経路のどこかに障害が起こることで生じます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るにおいを感じるのは、においの元となる成分が鼻の中にあるにおいを感知する細胞(嗅細胞)を経て脳に伝わるためです。嗅覚障害は、この経路のどこかに異常が起こることで生じます。
嗅覚障害を引き起こす代表的な病気には、以下のようなものがあります。鼻の奥の嗅細胞ににおいがたどり着かなくなる病気
- アレルギー性鼻炎
- 鼻茸(はなたけ:鼻にできる良性のポリープのこと)
- 副鼻腔炎
- 鼻腔腫瘍 など
においを感知して脳に伝える嗅細胞に異常をきたす病気
- 感染症(風邪などのウイルス感染)
- 頭部外傷
- 薬の影響
脳のうち、においを感じる部位の病気
- A.
治療法や予防法は、原因となる病気によって異なります。点鼻薬や漢方などを用いて治療することがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る嗅覚障害の治療法や予防法は、原因となる病気によって異なります。代表的な嗅覚障害の原因とその治療法・予防法は以下の通りです。
風邪などのウイルス感染
治療法としては、以下のようなものが挙げられます。
- ステロイドの点鼻や内服
- ビタミン製剤
- 当帰芍薬散(漢方)
- 亜鉛製剤の内服
また、予防法としては以下のようなものが有効です。
- 手洗いやうがいの習慣
- 人混みや感染者との接触を避ける
- ワクチン接種
アレルギー性鼻炎
治療法としては、以下のようなものが挙げられます。
- 抗アレルギー薬の内服
- ステロイドの点鼻薬
また、予防法としては以下のようなものが有効です。
- アレルギーの原因となるもの(花粉、ダニなど)の回避
副鼻腔炎
治療法としては、以下のようなものが挙げられます。
- 抗生物質の内服
- ステロイドの点鼻や内服
- 鼻洗浄
- 鼻の内視鏡手術(重度の場合)
また、予防法としては以下のようなものが有効です。
- 鼻洗浄の習慣
- 手洗いやマスクの使用といった、一般的な感染予防対応
主治医と相談して、病気や嗅覚障害の程度に応じた治療や予防の方法を選択することが重要です。 - A.
解説文中の項目に当てはまる場合、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る嗅覚障害が疑われる場合には、耳鼻咽喉科を受診しましょう。鼻の中の診察や内視鏡検査、CT検査などを組み合わせて嗅覚障害の原因となる病気の診断を行います。以下のような症状がある場合には受診しましょう。
- においを全く感じなくなった
- においの感じ方が変わって、数日以上経っても元に戻らない
- においを感じないことで日常生活に支障が出ている
- においの症状以外に鼻水や鼻詰まり、鼻血などの症状がある
鼻をこすると臭いはどんな病気に関連しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 耳鼻咽喉科