HER2陽性肺がんの遺伝子パネル検査とはなんですか?
HER2陽性肺がんの遺伝子パネル検査は、組織や血液を用いてHER2遺伝子の異常を検出する検査です。
HER2陽性肺がんの遺伝子パネル検査とは、肺がんの治療法を選ぶために、HER2遺伝子に特定の異常(変異)があるかどうかを調べる検査のことです。
日本で承認されている主な検査方法には、以下の2種類があります。
- 組織検体を用いる検査:オンコマイン Dx Target Test マルチ CDx システム(略称:オンコマインDxTT)
- 血液検体を用いる検査:Guardant360 CDx がん遺伝子パネル(略称:G360CDx)
オンコマインDxTTは、2023年11月時点で54種類のHER2遺伝子変異を検出でき、そのうち48種類は治療薬の選択に役立つ情報(コンパニオン診断)として使われます。G360CDxは血液(血漿)を使って、HER2遺伝子のすべての領域を解析対象とするため、オンコマインDxTTでは見つからない、まれなHER2遺伝子変異が特定される可能性もあります。
他のマルチ遺伝子検査(肺がんコンパクトパネルDxやAmoyDx肺がんマルチ遺伝子PCRパネルなど)でも、HER2遺伝子変異の情報が得られる場合がありますが、その情報が陽性だった場合には、オンコマインDxTTのような承認されたコンパニオン診断薬で、結果を改めて確認する必要があります。
また、まれなHER2遺伝子変異が見つかった場合、それが本当にがんの原因となっている「ドライバー変異」なのか、あるいは、その変異が治療にどう影響するか不明な「意義不明な変異(VUS)」に分類されることもあります。このような場合は、専門家チーム(エキスパートパネル)で、治療方針について十分に検討することが重要です。


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京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
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(参考文献)
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