陰茎がんとリンパ節にはどのような関係がありますか?
陰茎がんにおいて、リンパ節転移があることは病気が進行していることを示す指標となります。
陰茎がんのリンパの流れは、まず鼠径部のリンパ節(足の付け根のリンパ節)に流れ込み、そこから骨盤の中のリンパ節へと広がります。そのため、リンパ節にがんが転移することは以下と関係があります。
予後への影響
リンパ節転移は、陰茎がんの長期的な見通し(予後)を決める最も重要な要因です。転移がある場合は、ない場合に比べて生存率が大きく低下するため、手術だけではなく、化学療法などの全身的な治療が検討されます。
早期発見と治療の重要性
外見上はリンパ節の腫れがない患者さんでも、約20~25%に微小な転移が見つかることがあります。この「隠れた転移」を早期に発見し、適切なリンパ節郭清術(リンパ節を切除する手術)を行うことで、生存率が改善すると報告されています。
治療方針の決定
腫瘍の悪性度や深さ、リンパ管への浸潤の有無などからリンパ節転移のリスクを評価し、そのリスクに応じてリンパ節の検査や治療(郭清術など)の必要性を判断します。


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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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