1歳以上の子供が乳幼児突然死症候群になる確率は?
SIDSは1歳未満に限る病気のため、1歳以上で起こる突然死はSIDSとはされません。
1歳以上では、乳幼児突然死症候群(SIDS)になることは基本的にありません。
SIDSは、1歳未満の乳児に限って診断される病気と定義されています。そのため、医学的には1歳以上の子どもがSIDSになる確率はゼロとされています。SIDSは、生後1~12ヶ月の乳児に起こる突然死で、解剖(体を詳しく調べる検査)、死亡現場の調査、病歴の確認などを行い、窒息(息ができなくなる事故)や感染症、代謝異常(体のエネルギーの使い方の異常)など、他の原因をすべて除外した場合に診断されます。
SIDSは生後2~4ヶ月頃に最も多く、約90%以上が生後6ヶ月未満で発生すると報告されています。乳児が成長すると、脳幹(呼吸や目覚めを調整する脳の部分)や呼吸・心拍の調節機能(体の生命を保つ自動調節)が発達するため、低酸素(体に十分な酸素が届かない状態)になった場合でも目を覚ましたり体勢を変えたりする反応が強くなり、SIDSの危険は大きく減ります。
もし1歳以上の子どもが睡眠中に突然亡くなった場合は、SIDSではなく、心臓の病気、てんかん関連突然死(SUDEP:てんかんに関連する突然死)、感染症、事故、窒息など、別の原因が検討されます。
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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