乳幼児突然死症候群が冬に多い理由を教えてください。
冬は過熱や感染症などが重なりやすく、乳幼児突然死症候群が増える傾向があります。
乳幼児突然死症候群(SIDS)は冬に多い傾向がありますが、冬そのものが直接の原因ではなく、生活環境や感染症などの要因が重なるためと考えられています。
SIDSは季節と完全に直接関係する病気ではありませんが、統計では寒い時期に多く報告される傾向があります。その理由として、まず考えられるのが体の温まりすぎ(過熱)です。冬は寒さ対策として厚着をさせたり、毛布や布団を多く使ったりしやすく、体温が上がりすぎることがあります。乳児は体温調節(体温を一定に保つ働き)が未熟なため、過度に温まると呼吸や心拍の調節がうまく働かない可能性があります。
次に、感染症の増加です。冬はRSウイルスやインフルエンザなどの呼吸器感染症(呼吸の通り道の感染)が増える季節です。軽い風邪でも乳児では呼吸が不安定になりやすく、脳幹(呼吸や目覚めを調整する脳の部分)の未熟さと重なるとリスクに影響する可能性が指摘されています。
さらに、冬は窓を閉め切ることが多く、室内環境が変化しやすいことも関係すると考えられています。ただし、近年の研究では「冬そのもの」が原因という明確な証拠はなく、仰向け寝の普及などの予防対策により、季節差は小さくなってきています。
そのため、季節に関係なく、仰向けで寝かせる、硬い寝具を使う、厚着をさせすぎないなど、安全な睡眠環境を保つことが重要です。
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(参考文献)
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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