乳幼児突然死症候群が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
異変に気づいたら救急要請し、救急外来や小児科で診察を受けます。
乳幼児突然死症候群(SIDS)が疑われる場合は、すぐに救急要請を行い、救急外来または小児科で診察を受けます。
SIDSは突然起こる病気で、赤ちゃんが反応しない、呼吸していない、顔色が悪いなどの異常に気づいたときに疑われます。このような場合は、まず救急要請を行い、できる場合は心臓マッサージ(胸を押して血液を循環させる救命処置)を行いながら、救急外来(救急科)へ搬送されることが最優先です。
病院では救急医(救急医療を専門とする医師)が中心となって対応し、その後、小児科医が関わります。小児科では感染症(重い病気による死亡)、心臓病、代謝異常(体のエネルギーの作り方の異常)など、SIDS以外の原因がないかを確認します。SIDSは「除外診断(他の原因をすべて除いて判断する診断)」であるため、複数の専門分野の医師による評価が必要になります。
また、死亡が確認された場合には、法医学(死亡原因を医学的に調べる分野)や病理(体の組織を調べて原因を探る分野)の専門家が関わり、解剖(体を詳しく調べる検査)や状況調査が行われます。必要に応じて、小児心臓科(子どもの心臓の専門)、小児神経科(脳や神経の専門)、遺伝・代謝専門医(体の代謝や遺伝の病気の専門)などが、家族や兄弟の評価に関わることもあります。
さらに、家族への心理的支援(深い悲しみに寄り添う支援)や社会的支援も医療の重要な役割です。赤ちゃんに異変を感じた場合は、自己判断で様子を見るのではなく、すぐに救急要請を行うことが大切です。
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(参考文献)
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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