器質性月経困難症になりやすい年齢はありますか?
主に20~40代で増えますが、10代でも起こり得ます。
器質性月経困難症は、思春期に多い「機能性」と異なり、一般に20~40代で増えます。ただし、原因疾患ごとに「なりやすい年齢」は異なり、10代でも起こり得ます。年齢だけでの自己判断は避け、症状で評価することが大切です。
【各疾患の年齢傾向】
- 子宮内膜症:10代後半~30代で発症が多く、近年は10~20代でも増加が報告されています。器質性月経困難症の主要な原因の一つです。
- 子宮腺筋症:主に30~40代の性成熟期後半に多く、40代にピークをとるとされます。強い月経痛や過多月経の原因になります。
- 子宮筋腫:30~40代で頻度が高く、閉経前に最大となることが多い疾患です。大きさ・位置により痛みや過多月経の原因になります。
- 生理の流出路の先天異常(まれ):思春期早期から強い痛みを起こすことがあり、若年でも器質性の原因になり得ます。
【受診の目安】
年齢に関わらず、次のサインがあれば器質性の可能性があるため婦人科受診を検討してください。
- 痛みが年々強くなる、月経以外の時期も骨盤痛が続く
- 性交痛、排便・排尿時痛がある
- 過多月経や不正出血、貧血がある
- 不妊や流産を繰り返す


器質性月経困難症について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
器質性月経困難症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
公開日:
最終更新日:
Ubie株式会社 産婦人科
金沢 誠司 監修
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIに不調を相談
医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです