器質性月経困難症の原因は何がありますか?
子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症など、子宮や骨盤内の病変が原因です。
器質性月経困難症は、子宮やその周辺(骨盤内)に、生理痛の直接的な原因となる病気(器質性疾患)が存在する状態を指します。
【代表的な疾患】
子宮内膜症
本来子宮の内側にあるべき組織が、子宮の外側(腹膜や卵巣など)で増殖する病気です。晩婚化や出産時期の遅延に伴い、発症リスクが高まっています。妊娠のしやすさ(妊孕性)が低下する可能性もあります。最近では10~20歳代での子宮内膜症も増加していると言われています。
子宮腺筋症
子宮の筋肉の層の中に子宮内膜の組織が入り込み、子宮の壁が厚くなる病気です。月経困難症に加えて、経血量が多くなることもあります(過多月経)。診断にはMRI(磁気共鳴画像検査)が役立つことがあります。
子宮筋腫
子宮の筋肉にできる良性のこぶ(腫瘍)です。
子宮や膣の生まれつきの形の異常
病変があっても必ず月経痛が起こるわけではありませんが、これらが原因で月経痛など日常生活に影響を及ぼすような症状が現れた場合は治療の対象となります。


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最終更新日:
Ubie株式会社 産婦人科
金沢 誠司 監修
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