壊死性筋膜炎の原因は何がありますか？

壊死性筋膜炎は、皮膚や傷口から細菌が体に入り込み、筋肉の周りの組織が急速に壊死してしまう重い病気です。

【主な原因菌】

• 黄色ブドウ球菌、A群β溶血性連鎖球菌（「人喰いバクテリア」と呼ばれることも）が主な原因菌です。
• 大腸菌や緑膿菌などが原因になることもあります。
• 糖尿病や手術後、陰部からの感染の場合は、複数の細菌が同時に感染する「混合感染」が多いです。

【発症しやすい人】

• 糖尿病、腎不全、動脈硬化、悪性腫瘍などの持病がある中高年の方に多くみられます。
• 免疫力が低下している方（HIV感染症、副腎皮質ホルモンや免疫抑制剤を使用している方）。
• 軽いケガや火傷がきっかけになることもあります。