壊死性筋膜炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かない壊死性筋膜炎は重篤で、速やかに外科的処置を検討する必要があります。
壊死性筋膜炎のような重症の皮膚軟部組織感染症で、抗菌薬(いわゆる「薬」)が効かない場合、病気が急速に悪化している可能性があります。これは命に関わる非常に危険な状態であり、すぐに専門医による迅速な対応が必要です。具体的には、以下の点に注意し、対応が求められます。
【早期の疑い】
- 抗菌薬を使っているのに改善しない。
- 痛みが異常に強い、または局所の腫れや赤みが広がる。
- 皮膚の下が異常に硬い、またはガスが触れるように感じる(握雪感)。
- 高熱、頻脈(脈が速い)、全身の関節痛、血圧低下などの全身症状がある。
【外科的処置の必要性】
- これらの症状があれば、壊死性筋膜炎を疑い、診断のために小さな切開をして内部の組織を直接確認する(試験切開)ことがあります。
- 壊死が確認された場合は、壊死した組織を徹底的に取り除く手術(デブリードマン)が不可欠です。これにより、病気の進行を止め、命を救うことを目指します。
- 手術後も、全身状態の管理を集中治療室で行い、必要に応じて高気圧酸素療法などの治療も検討されます。
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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