慢性肝炎はどのようにして診断されますか?
慢性肝炎は血液検査、画像検査、必要に応じて肝生検で診断されます。
慢性肝炎の診断は、主に以下の検査によって行われます。
- 血液検査:
肝臓の炎症や損傷の程度を確認するために、肝機能を示すALTやAST、ビリルビンなどの数値が調べられます。また、ウイルス性肝炎が疑われる場合には、B型肝炎ウイルスマーカー(HBs抗原、HBV-DNA)、C型肝炎ウイルスマーカー(HCV抗体、HCV-RNA)も調べます。自己免疫性肝炎が疑われる場合には、抗核抗体(ANA)や抗平滑筋抗体(SMA)などの自己抗体検査も行います。
- 画像検査:
超音波検査やCT、MRIを使って肝臓の状態を確認します。これらの検査は肝臓の形態的な異常や肝硬変の兆候を調べるのに有効です。
- 肝生検:
必要に応じて肝生検(肝臓の一部を採取し、顕微鏡で病理検査を行う)を実施します。これは、肝炎の原因や炎症の程度、肝硬変の進行度を詳細に評価するために行われます。肝生検は特に確定診断や治療方針の決定に役立ちます。
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最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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