慢性肝炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かない場合、治療薬の変更が主に検討されます。
慢性肝炎で薬が効かない場合、さまざまな状況があり得ます。まずは、薬が効かない理由を特定することが重要です。
慢性肝炎では原因別に治療が異なります。例えば、ウイルス性肝炎で治療の効かない場合にはウイルスの薬剤耐性が原因の場合があります。
このような場合、異なる種類の抗ウイルス薬への変更や併用療法が有効となることがあります。
特にB型肝炎では、核酸アナログの中で耐性ウイルスが現れる可能性があるため、他の薬剤に切り替えることが検討されます。
C型肝炎では、近年の治療薬(DAA)は耐性ウイルスに対しても効果的な薬剤が開発されています。
自己免疫性肝炎の場合、ステロイドやアザチオプリンなどの標準治療が効果を示さない場合には、免疫抑制薬の変更や併用療法が考慮されます。具体的には、シクロスポリンやタクロリムスなどの他の免疫抑制薬を使用することがあります。
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最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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