「腸腰筋膿瘍」とはどのような病気ですか?
腸腰筋という筋肉に膿がたまり、発熱や足腰の痛みがみられる病気です。
腸腰筋膿瘍とは、腸腰筋という股関節を曲げて足を持ち上げるための筋肉に膿がたまってしまう病気です。
腸腰筋は腰から股関節へとつながる筋肉であり、体の外からは触れたり見たりすることのできないインナーマッスルのひとつです。
腸腰筋に膿がたまることで炎症反応が生じ、発熱や痛みといった症状がみられます。
ただし、この病気の症状には個人差があるため、熱が出ない場合や痛みの生じる部位によっては、診断が難しい場合があります。
膿がたまる原因は特定できない場合があります。高齢の方やがんや糖尿病の治療中の方など免疫力の低下している方では、特にはっきりした原因もなく、この病気になることがあります。
治療の基本は抗菌薬(抗生物質のこと)の点滴や内服です。安静のため入院が必要になる場合や、抗菌薬の使用期間が長くなる場合も少なくない病気です。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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