脳血栓症の場合、主にどのような治療をしますか?
脳血栓症の治療は、急性期には点滴治療、慢性期には内服治療が中心です
脳血栓症の治療は、急性期には点滴やカテーテル治療、慢性期には内服薬が中心です。主に点滴治療は急性期に使われます。
発症から3時間以内で、診察や検査で問題ない場合は、血管に詰まった血の塊を溶かす治療「血栓溶解療法」という点滴治療を行うことがあります。
また、点滴の治療としては、上記の適応とならなかった場合に、発症5日以内の治療として、血をさらさらにする「抗血小板療法」という点滴治療を行う場合もあります。
その他、脳を保護する作用のある点滴や、脳のむくみを取る点滴の治療をすることがあります。
また、それ以外に急性期の治療としては、脳の動脈という血管に細い管(カテーテル)を入れて、血管に詰まった血の塊を取り除く、血栓回収療法という治療もあります。
急性期を過ぎたあとは、脳血栓症の再発予防の治療として、血をさらさらにする抗血小板薬に加え、血圧を下げる薬、コレステロールを下げる薬、血糖を下げる薬などを内服をします。
東京頭痛クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
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