卵巣がんの原因に性行為は関係ありますか?
一般的に、卵巣がんの原因として性行為は挙げられていません。
性行為は卵巣がんの原因とは考えられていません。
卵巣がんに関係する主なリスク因子としては、以下のようなものが挙げられます。
遺伝性
卵巣がんの5~10%程度は遺伝性とも言われています。
BRCA1やBRCA2などの遺伝子の突然変異を受け継いだ女性では、卵巣がんのリスクが高くなります。
子宮内膜症
内膜症によるチョコレート嚢胞は卵巣がんの発生母地になることが知られており、特に40歳以降に卵巣がんを合併する割合が高くなることが報告されています。
なお、チョコレート嚢胞とは、子宮内膜症が卵巣にできることで、月経ごとの出血が卵巣内にたまってしまい、古い血液がチョコレート様の液体でたまっている嚢胞のことです。
排卵回数
出産歴がないなど、排卵回数が多い方のほうが卵巣がんになりやすくなります。排卵に伴い卵巣の表面に傷がつくことが関係しているとされています。
また、その他にも肥満や喫煙、ホルモン剤の使用なども関係があるとされています。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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