「糖原病」とはどのような病気ですか?
糖原病は先天的な代謝異常によりエネルギーがうまく使えず、低血糖や成長障害など多彩な症状を示す遺伝性の病気です。
糖原病は、グリコーゲン(エネルギー源のひとつでブドウ糖の塊のこと)の合成・分解やブドウ糖代謝に関与する酵素や輸送体(ブドウ糖を運ぶ役割を持つタンパク質)の先天的な欠損によって生じる、遺伝性の病気です。
肝臓や筋肉(骨格筋)などに異常なグリコーゲンが蓄積したり、必要な時にうまくエネルギーを使えなくなったりすることで、低血糖、肝臓の腫大、筋力低下、成長障害など多彩な症状を起こします。
糖原病には少なくともタイプI~XIVまであり(タイプIはフォン・ギールケ病、IIはポンペ病、IIIはコーリ病など)、それぞれ欠損する酵素や徴候・症状が異なります。診断は血液検査、遺伝子解析、生検(肝臓や筋肉の一部を採って顕微鏡で細胞を調べる検査)などにより行います。
治療は食事療法(炭水化物を頻回に摂取する、コーンスターチ療法など)、酵素補充療法、肝移植など糖原病のタイプに応じて行われます。


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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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糖原病
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