急性胆嚢炎の場合、抗生剤は使いますか？

急性胆嚢炎では、ほとんどの場合、抗生物質を使います。抗生物質とは、細菌感染症を治療するための薬です。

急性胆嚢炎は細菌感染症であり、原則的に抗生物質での治療は必須です。そのほか、食事で症状が悪化するため、絶食、点滴での治療も必要となる場合が多いです。

急性胆嚢炎の原因のほとんどは、胆嚢結石が胆嚢の出口に詰まったことで起こります。

抗生物質で炎症が落ち着いても、再び結石が出口に詰まり、胆嚢炎が再発する可能性があるため、胆嚢摘出術で胆嚢を切除してしまうのが根本的な治療になります。

診断された直後に手術となる場合と、点滴や処置で炎症が落ち着いてから手術治療に移行する場合があり、本人の状態によって適した治療を選択します。