急性胆嚢炎の絶食期間はいつまで続きますか?
多くの場合は1週間程度で食事を再開します。
急性胆嚢炎の絶食期間は、多くの患者さんでは1週間程度です。
急性胆嚢炎の治療の第一は外科手術ですが、絶食点滴で炎症を落ち着かせることがあります。
食事は止め、点滴で栄養、水分の補充と抗生物質での治療を行います。
絶食期間は、診断時の重症度、本人の持病、治療開始後の症状の変化などを確認し、総合的に行います。
多くの方は1週間程度で腹痛、炎症反応も落ち着き、食事を再開できる場合が多いです。
食事は、初めはお粥のようなものから開始し、徐々に通常の形に近づけていきます。
食事開始に伴って胆嚢炎が再発する場合があり、そのようなときには再び絶食点滴で治療を行います。
また、絶食点滴でも体の症状や採血に改善がみられない場合には、緊急の手術や、経皮的ドレナージ(皮膚から針を刺し胆嚢の膿を抜く処置)が必要になることもあります。
このように、患者さんごとに経過は異なるため、上記の1週間程度、というのはひとつの目安であるという点には注意が必要です。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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