急性胆嚢炎は薬で治りますか?
手術治療が第一ですが、抗生剤の点滴で治療を行う場合もあります。
急性胆嚢炎の治療は手術で胆嚢を切除する、胆嚢摘出術が第一であり、そのほかの治療は手術につなげるまでの補助的な役割を持っています。
しかし、状況によっては手術治療を行わず、絶食、点滴で治療を行う場合もあります。
具体的には、患者さんの年齢や持病から、全身麻酔での外科手術が危険である場合です。
そのほかに、患者さん本人が手術を望んでいない場合にも、手術以外の方法で治療を行います。
急性胆嚢炎の原因のほとんどは胆嚢結石であり、手術で胆嚢ごと結石を取り出さない限り、再発する可能性があります。
手術を行わない場合には絶食とし、点滴から水分、栄養を補充することに加え、抗生物質の点滴も行います。
多くは1週間程度で腹痛、発熱、ともに改善し、徐々に食事を再開します。
絶食点滴の治療を行っても病状が改善しない場合があり、そのような場合には緊急の外科手術や経皮的ドレナージ(皮膚から針を刺し、胆嚢の膿を抜く処置)が必要となります。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
急性胆嚢炎
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ