インフルエンザ脳症には初期症状はありますか?
明確な前触れは少なく発熱から1日程度で急激に意識障害が出現します。普段と異なる様子に注意が必要です。
初期症状は、一般的なインフルエンザと区別がつきにくいことが多いですが、注意すべきサインもあります。
インフルエンザ脳症では、はっきりとした前触れがないまま、通常のインフルエンザ症状から短時間で神経症状へ急激に移行することが多いです。
初期は、発熱、咳、鼻水、のどの痛み、全身のだるさなど、一般的なインフルエンザと区別できない症状で始まります。乳幼児では、元気がない、哺乳が悪い、ぐったりするなど目立たない形で現れることもあります。その後、発熱から数時間〜1日、長くても1〜2日以内に、反応が鈍くなる、呼びかけへの返事が弱い、視線が合わない、会話がかみ合わないといった意識障害(頭がはっきりしない状態)が出現します。
さらに、繰り返す嘔吐、強い不機嫌、軽い混乱状態などが前触れとして見られることもありますが、明確でない場合も多く、突然けいれん(体がガクガク震える発作)や急激な興奮、昏睡(深い意識障害)に進行することがあります。高熱だけで元気がない場合と異なり、「いつもと明らかに違う様子」が重要な危険信号であり、この段階で早期に医療機関を受診することが重症化を防ぐ鍵となります。
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最終更新日:
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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